こんにちは、釈和(シャカズ)です。
老後の資金なんてことを考えてみますと、
正直、息苦しくなってしまいます。
潤沢な退職金や資産を持っている方なら、
優雅な老後とうらやましい限りであります。
ところで、老後生活の不安が増す中、
その解決策のひとつとして「リバースモーゲージ」というシステムが注目され始めているそうです。
持ち家のある高齢者がその家を担保に老後の生活費などを、
一時金または年金形式で借りられる貸付制度なんだそうです。
そこで今回は、リバースモーゲージについてお伝えしたいと思います。
(情報元:終活アドバイザー講座)
※画像(ぱくたそ)
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目次(ページコンテンツ)
リバースモーゲージとは!?
リバースモーゲージって聞きなれない言葉ですね。
リバースは「逆」、モーゲージは「抵当」を意味する英語だそうです。
自宅を担保にして老後資金を借りるというシステム
生活費を補うほかに自宅のリフォーム代や旅行代、
はたまた有料老人ホームへの入居費用として使うなどニーズはいろいろあるようです。
一括で全額を借り入れるタイプもあれば、
年金のように定期的に一定額を借り入れるタイプなど選べることができる。
必要なときに必要な額を借り入れるタイプもあるというのですが、
そんなに都合よく借り入れができるものなんでしょうかねぇ?(・。・)
基本的には、契約期間中は借入金を返済する必要がなく、
契約者が亡くなったときに一括返済するか、
担保にしている自宅を銀行等に差し出して契約終了となる。
これなら高齢者でも借りられるという点が大きなメリットですね。
また同居していた配偶者に限り、
契約者の死亡後もそのまま自宅に住み続けられる。
夫婦だけとか一人暮らしで家を持っているならば、
なるほどこうしたシステムを使うのもありであります。(/・ω・)/
自分が死亡した後に自宅の処分を銀行等にお任せできるんですから、
これもメリットある制度といえるようです。
リバースモーゲージの利用条件
基本的に55歳以上もしくは60歳以上の人で、
担保にできる不動産は一般的に契約者名義の一戸建て。
一部にはマンションを担保に利用することも可能とか。
ただし、担保にできる土地や建物の最低価格が決まっているらしく、
自宅がその基準に満たない場合には当然利用することはできない。
まぁ、そりゃそうですね。(*_*;
リバースモーゲージの問題点!
家族の理解を得にくい
リバースモーゲージは債務者死亡後は自宅売却を前提としていますから、
自宅を子どもや孫に残すという日本の慣習に合わない点があり!
子どもがいないケースや一人暮らしという場合はメリットが大きいですが、
そうでなければ子どもや孫から当然ブーイングなんてなりますね。
評価額低下のリスク
リバースモーゲージは契約時の不動産価格に応じて融資額が決められますから、
契約期間中に不動産市場が低迷するなど評価額が下がっちゃうとどうなるのか!?
担保割れの危険というもの。
債権者の金融機関は当然融資額を少なくしたり、
場合によっては融資を停止なんてこともあるかもしれないというリスクあり。(*_*;
長生きのリスク
金融機関が何十年も債権者の死亡を待ってくれるわけはなし、
20年などリバースモーゲージには契約期間が定められているケースがある。
おかげさまでその期間を超えて元気で長生きとなった場合、
ちょっとした厄介な問題が発生となります。
債権者側は利息を含めた債務を一括で返済するように求めるでしょうし、
債務者は高齢ですから返済なんて基本的にムリ。
とならば返済ができないので債務回収のために抵当権が実行されて、
債務者は家を失ってしまうことになってしまう。
受け取っていた融資も停止され、
生活費も確保できなくなる事態が発生なんて最悪。
リバースモーゲージには融資期間を「終身」とする金融機関もあるようで、
十分注意しなければならないようであります。
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私の感想
私の住む町は駅も近いことからここ数年マンションがどんどん建ち、
若い家庭も増えています。
ところがその反面、老夫婦で長く住んできた大きな家が空き家になり、
誰も住むことなくそのまま放置状態の家もあります。
けっこうそんな悲しい状況が増えているようにも感じます。
いろいろな事情や状況があるんでしょうが、
放置しているだけだったら生きているうちになんとかできなかったかと思うわけです。
はじめてこのリバースモーゲージのシステムを知った際には、
放置されている大きな家が頭をよぎり生きているうちに、
リバースモーゲージなどのシステムを使えたらいいのにと思う次第であります。
死亡した後は金融機関に処分を委ねることもできるんですから、
状況によっては検討する余地は十分ありかなと思うところです。
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今回のまとめ
高齢になっても自分のことは自分で面倒を見る、
いやそうしなければならないという事情が増えてきているようです。
とならばリバースモーゲージは今後の日本においても、
徐々に普及していくのかもしれませんね。
条件が合えば老後の生活資金の選択肢がひとつ増えたわけで、
考えようによっては十分メリットが受けられるようであります。
それにしても「長生きのリスク」というのも考えものでありますね。
今回は、リバースモーゲージについてお伝えしました。
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