こんにちは、管理人の小林 丸です。寒い日が続くと思っているうちに、日が伸びたなぁなんて呑気なことを感じてます。2月は28日で終わっちゃうので、改めてもう3月という印象であります。
さて、その3月といえば、ひな祭り、卒業式、私にはあんまり関係ないけどホワイトデー。春休みに春分の日、花粉症なんて悩ましいものも浮かんできます。
プロ野球の開幕なんてのもありますね。
というわけで、突然ですが今回は般若心経について触れてみたいと思います。まぁ、春分の日>>お彼岸>>お釈迦様>>仏教>>般若心経というつながりです。
お経ですからなかなか難しく奥も深いのでそうたやすく理解はできませんが、冒頭のエッセンスだけでも整理してご紹介したいと思います。
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目次(ページコンテンツ)
般若心経って?
正式なタイトルは、「魔訶般若波羅密多心経(まかはんにゃはらみったしんぎょう)」となります。そもそもお経を聴くのはお葬式の時くらいで、その意味なんてまったく知らないし分からない。タイトルの意味すら分かりません。
だからでしょう、お経を聞いているうちに眠くなってきたりとどうもいけません。
でも、般若心経は紀元前からお釈迦様の教えを弟子たちがまとめ、2000年以上も伝え続けて今に至るのですから、なにやらとっても大切なことが書かれているはずであります。
もったいない。
そんなにも長きにわたり、ありがたい教えを身近に仏教に触れているのにもかかわらず知らない分からないとはもったいないものです。
日ごろ、「いやぁ般若心経のこの部分の教えには考えさせられるねぇ」と言う人の話しを聞いたことがないし、聖書のように常に手元に置き、週末には般若心経を唱える朝の会なんて行かれるご家族も私のまわりでは見たことない。
なんとも不思議な話しです。
語り継がれてきた教えとは、語り継がれている理由はいったい何なのでしょうか?
魔訶般若波羅密多般若心経って?
まずはタイトルの「魔訶般若波羅密多心経」の意味を確認したいとググるわけです。
魔訶は、偉大なとか不思議なという意味。
般若は、知恵。
波羅密多は、完成する、真実に目覚めるという意味。
心経とは、お経、つまり心髄の教え。
この魔訶は「摩訶不思議」なんて言いますよね。ところで、この偉大さというのが人間の想像をはるかに超えた超偉大なこと、超不思議なことを指しているように思うんです。
なので魔訶般若ということは、この世の超ミクロの世界から宇宙を超えた壮大なる時空まで、すべてに満たされている不思議な知恵の存在を意味していると。
それが波羅密多心経となるので、はるかなる壮大な完成された知恵をまとめたお経ということになります。
もはや、夢とロマンの世界。
それはどんなに壮大で、どれほど完成された知恵なのでしょうか?
般若心経の教えとは?
このテーマをこのブログで取り上げ切ることは到底できるものではないことは明らかですが、それでも冒頭部分だけでも何が書かれているのか見極めてみたいものです。
冒頭のこの部分
観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄
舎利子 色不異空 空不異色色即是空 空即是色 受想行識 亦復如是
ホントウに冒頭です。(笑い)
読んでみます。
かんじ―ざいぼーさつ ぎょうしんはんにゃはーらーみーたーじ しょうけんごーおんかいくう どいっさいくうやく しゃーりーしー しきふーいーくう くーふーいーしきしきそくぜーくー くーそくぜーしき じゅそうぎょうしき やくぷーにょーぜー
観自在菩薩は菩薩さまです。観自在というのですから、自在にすべてを観察すること、見て取ることができる菩薩様というわけですから、いま風にいえばスーパー菩薩さまということになるんでしょうか。
菩薩さまというのは、仏さまの次に偉い方であります。代表的な弥勒菩薩像なんて拝見しますと、美しさや、静かで思慮深く、完成された心の持ち主なんて勝手に思うほど感じるものがあります。
その菩薩様が見たモノ。
照見五蘊皆空(しょうけんごうんかいくう)には、度一切苦厄(どいっさいくうやく)あると。
五蘊とは人の体のことであり諸行無常のむなしいさまのこと。そのすべてが空という存在にあり、だからしてすべての苦しみは取り除かれると悟ったらしい。
舎利子はお弟子さん。お弟子さんに空のこと空と五蘊(人間と諸行無常のこの世のこと)との関係を、有名な「色即是空」「空即是色」とわざわざ繰り返して教えている。
そしてまた、受想行識(人の心と行動のこと)も右に同じとおっしゃているのです。
冒頭で最もクライマックスなこの表現が、「色即是空」「空即是色」と、色と空の関係が存在していることを語っているんです。
色とは見える世界、私たちが生きているこの世の世界のこと。
空とは、すべてがあるが見えない世界のこと。
つまり、色=空であり、空=色であると断言している。しかも2度にわたって色からも空、空からも色はつながっていると。
色即是空とは?
結論を申します。メモしてください。(笑い)
そう、般若心経の冒頭、色=空、空=色であると断言しているんです。人間と空の関係、諸行無常のこの変化するこの世と空との関係はイコール、いつでも行き来ができるんだと教えてくれているんです。
まだピントきません?
そうなんです、色と空の関係はまさしくあのプリズムの光、あの雨上がりの虹とその虹を作っている目に見えない無色の光の関係を言っている。
目に見える虹色のたえず変化するこの世は、あの無色の光、つまり空からきている!
実は空にはすべてがある、人には見えないが実体がそこにある。
その関係はイコールであり、どちらの世界もつながっている
と、超マクロから宇宙を超えた超時空なるまですべてがここに。。
それは、見える実物だけでなく人の心も同じだと。
今回のまとめ
般若心経ではこの後、この空の世界について詳しく説明しています。空というところには何もない、文字通りの空だからなにもない。何もないから感じることも見ることも得ることもない。ないないづくしだと。
でも、もし本当になんにもなかったら、見えない光がプリズムを通してあんなにきれいな虹色になるのかの説明がつかない。そうじゃぁない。真実は逆。見えない空の世界にこそすべてがあると。
不思議です。
まさに魔訶不思議な話しです。
なにも見えない感じないのにすべてがあるとは。その空とはいったいなんであるのかと。でも、それは「真実不虚」真実だよと般若心経には書いてある。
そして、一般の人間にはよく分からないけど、おまじないを用意したから唱えてくださいとやさしく提示してくださっている。それが、「ぎゃーてい、ぎゃーてい、はーらーぎゃてい、はらそうぎゃーてい、ぼーじそわかー、はんにゃしんぎょう」の最後の部分。
日本語ではなく唱える念仏をインドの言葉そのままの音で表しているとか。
色(五蘊と諸行無常)=空
星の王子様、「大切なことは目に見えない」
今回は、般若心経の冒頭、魔訶般若の一部に触れたところであります。
いかがでしたでしょうか?
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