
毎日を生きているはずなのに、気がつくと一日がどこかへ消えてしまったように感じることはありませんか。朝から夜まで動いていたのに、何を味わったのか思い出せない。ティク・ナット・ハンの『〈気づき〉の奇跡』は、そんな私たちに、暮らしのなかで立ち止まる場所をそっと示してくれる本です。特別な瞑想の時間をつくる必要はありません。呼吸をすること、歩くこと、洗い物をすること。そのすべてが「いま」を取り戻す入り口になると語られています。もし今日という一日を、もう少し丁寧に生き直せるとしたら。あなたは、どこから始めてみたいでしょうか。
目次(ページコンテンツ)
息をしていることに気づく
あなたは今、自分が呼吸している
ことを感じているでしょうか。
吸って、吐いて、その繰り返しを、
普段どれくらい意識しているでしょう。
私自身、以前は呼吸を
当たり前すぎるものとして、
ほとんど気に留めていませんでした。
しかし本書を手にし、
息にそっと注意を向けてみる。
すると、心のざわめきが
一段落ちるような感覚がありました。
それでも、考えごとは相変わらず
浮かんできてしまいます。
それでも呼吸に戻るたびに、
「いま、ここにいる」と
確かめることができます。
あなたも一度、深く息を吸って
新しい発見を見つけてみませんか。
その一呼吸だけで、”奇跡”を
感じられるかもしれません。
歩くという小さな問い
今日、あなたは
どんなふうに歩いていたでしょうか。
目的地だけを見つめ、
足早になってはいなかったでしょうか。
著者は、歩くことそのものを
味わうように勧めています。
私はそれを意識して、
通勤途中で足元に注意を向けてみました。
地面の硬さ、足の運び、
季節の空気の感触。
すると、「どこへ行くか」よりも、
「ここを歩いている」という感覚が
静かに立ち上がってきました。
あなたが毎日歩いているその道にも、
まだ気づかれていない静けさが
眠っているのではないでしょうか。
日常の動作に心はあるか
食事の用意をしているとき、
あなたの心はどこにあるでしょうか。
次の予定や、過去の出来事、
まだ起きていない不安へ
向かってはいないでしょうか。
私たちは手を動かしながら、
心だけを別の場所へ
行かせてしまいがちです。
本書は、そんな日常に
やさしい問いを投げかけています。
いま触れている皿の感触を、
あなたは感じているでしょうか。
水の音に耳を澄ませたこと
はあるでしょうか。
私は意識を戻すたびに、日常が
単なる作業から、味わう時間へと
変わっていくのを感じました。
あなたの日常にも、
まだ名前のついていない静かな
時間が隠れているかもしれません。
今回のまとめ
-気づきはどこに戻るのか
私たちは何か新しいものを
手に入れようとして、
つい前へ前へと進もうとします。
しかし本書が静かに
問いかけてくるのは、
逆の方向です。
あなたは、すでに持っているものを、
きちんと感じているでしょうか。
呼吸、身体、足元、目の前の一瞬。
それらに戻ることが、
実は一番の近道なのかもしれません。
気づきとは特別な能力ではなく、
忘れていた感覚を思い出すことです。
そう考えると、今日からできることが、
少し見えてくるのではないでしょうか。
あとがき:私たちは日々、多くのことに心を奪われがちですが、この本は「いま、ここ」に戻ることの大切さを教えてくれます。気づきとは、ただ見ることではなく、自分の呼吸や心の動きにそっと寄り添い、いまの自分を受け入れることです。それによって、小さな幸せや本当に大切なものに気づけるのです。なぜこれが奇跡かというと、気づくことで世界の見え方が変わり、心に静けさや豊かさが訪れるからです。気づきは特別なことではなく、誰もが持つ生きる力の源。この記事を読んで少しでも「いま」に意識を向けられたなら、それが気づきの奇跡の始まりです。
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いかがでしたでしょうか?
最後まで読んでくださりありがとうございます。
少しでもヒントになればうれしく思います。






