ハーバード大学の哲学者マイケル・サンデル教授が、大谷翔平という一人の野球選手を題材に語った特別講義が、静かに、しかし確実に人の心を揺らしていきます。テーマは「成功」。けれど、私たちが思い込んできた才能論や努力論とは、少し違う角度からの話でした。才能があるから成功したのではない。運が良かったからでもない。では何が彼をあそこまで運んだのか。その問いは、野球の話を超えて、私たちの日常へとすっと入り込んできます。この動画をご紹介したく、エッセイ風によせて綴りました。
成功できる人が今日も淡々とやっている当たり前のこと
ジム・ドノヴァン (著),「誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則」は、とても静かな声で語りかけてくる成功論だ。特別な才能も、派手な努力もいらない。ただ「誰でもできること」を、今日も、明日も、淡々とやる。それだけなのに、なぜか実行する人はごくわずかだと、ジム・ドノヴァンは言う。読んでいるうちに、胸がチクッとする。できない理由を探してきたのは、自分だったのかもしれないと。成功とは、遠くにあるゴールではなく、今この瞬間の小さな選択の積み重ねなのだと、この本は何度も優しく教えてくれる。
不安に振り回される理由は性格ではなく脳の仕様だった
わたしたちは、悩みをとてもまじめに信じて生きている。頭に浮かんだ不安や違和感を、そのまま現実として抱え込み、「これは大事な問題だ」と胸に抱きしめてしまう。石川幹人さんの『その悩み、9割が勘違い』は、そんなわたしたちの思考に、やさしく、しかしはっきりと待ったをかける一冊。不安は事実ではなく、脳の仕様や進化の名残から生まれる勘違いかもしれない。そう聞くと、少し拍子抜けする。でも読み進めるほどに、肩の力が抜けていく。悩みは消さなくていい。ただ、正体を知ればいい。その視点が、この本全体を静かに貫いている。
自分との関係を整えるだけ、明日から使える人生改善の近道
この本、Louise Hay(著),「You Can Heal Your Life」は、人生で起こる出来事や心と体の状態は、偶然ではなく、自分の内側の思考や信念と深く結びついている、という静かな前提から始まる。病気も人間関係もお金の不安も、どこか遠くの運命ではなく、いつのまにか自分が抱えてきた考え方の癖が映し出されたものかもしれない。そう聞くと少し身構えるけれど、責める話ではない。むしろ、気づいた瞬間から変えられる、という希望の話だ。本書は、自己否定や過去へのこだわりを、やさしくほどきながら、自分を受け入れることが癒しの始まりだと語りかけてくる。本書が伝えているのは、教科書というより、人生の休憩所でお茶を出されているような気分になる。
なぜ「選んだつもり」で選ばされるのか―勘違いが行動を支配する理由
この世界は、理屈だけでは動いていない。そう言われると、少し安心する自分がいる。行動経済学者エヴァ・ファン・デン・ブルックと、広告の現場を知り尽くしたティム・デン・ハイヤーが書いた『勘違いが人を動かす』は、「人は合理的ではない」という前提から始まる本だ。努力すれば変われる、正しい判断をすればうまくいく。そんな“まっとうすぎる話”に、どこか息苦しさを感じていた私に、この本は別の景色を見せてくれた。人は、勘違いしながら生きている。そして、その勘違いこそが、私たちを動かしている。この動画の内容をなぞりながら、日常の中で「あ、これ私だ」と苦笑いしてしまった瞬間を、エッセイ風によせてご紹介です。
潜在意識にアプローチする方法を知り人生の流れが変わり始めた話
潜在意識という言葉は、これまで何度も耳にしてきた。不思議で魅力的だけれど、正直よくわからない。信じる人もいれば、距離を置く人もいる。そんな曖昧な存在として、私の中にも残っていた。この動画を見て、その印象が少し変わった。語られているのは、「人生は努力や才能で決まるのではなく、潜在意識にある信念が現実として繰り返されているだけ」という考え方だ。しかも今回は、理論ではなく、潜在意識との具体的な向き合い方が示されていた。現実を変えようと外側を整えてきたのに、 なぜか同じ出来事が繰り返される。それは状況のせいではなく、自分の内側にある前提が変わっていなかったからかもしれない。動画はそのことを、驚くほど現実的な言葉で教えてくれる。実は自分自身が、無意識のまま同じ現実を再生していただけだったのだ。
劇的な変化を諦めたら、人生が静かに動き出した話
アンソニー・ロビンズの「運命を動かす」は、人生を変えるための特別な才能や劇的な出来事を語ってはいない。もっと地味で、もっと現実的。人は、無意識に選び続けている考え方や感情のクセによって、同じ毎日を何度も再生している。その再生ボタンを押しているのは、実は自分自身なのだと、静かに教えてくれる。環境や年齢や過去のせいにしてきた私たちに、「あなたは、もうハンドルを握っているよ」と声をかける。年齢は関係ない。運命は私の手の中に静かにあるという実感を掴める、それをシェアしたいのです。
なぜかうまくいく人は、朝から人生を頑張っていないという話
なぜかうまくいく人がいる。同じように忙しく、同じように悩んでいそうなのに、どこか余裕がある人。佐藤伝さんの『なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」』は、その違いを「才能」でも「努力量」でもなく、もっと身近なところに見つけていく。成功の話をしているのに、読後に肩の力が抜ける。何かを足せ、とも言われない。むしろ、「減らしていいですよ」「力、そんなに入れなくていいですよ」と言われている気がする。うまくいく人は、人生を攻略していない。ただ、日常との付き合い方が少し上手なだけ。今日はその「少し」のシェアしたいと思います。
努力をやめたら、成長が戻ってきた。静かなピークのつくり方
成長とは、気合いや根性で無理やり前に進むことだと、どこかで信じてきた気がします。努力は美徳、休むのは甘え。そんな空気の中で、私たちはいつのまにか「ずっと全力」で走り続けるクセを身につけてしまったのかもしれません。ブラッド […]
人生は思っているより、こちらの行動を待っている
オリソン・マーデン(著)「人生を最大限に生きるは」の中で著者は、特別な才能を持つ一部の人だけに許された生き方ではない。環境や年齢、過去の失敗に縛られず、自分の内側にある可能性を信じて行動することの大切さを語っている。成功や幸福は遠くにあるゴールではなく、日々の選択や姿勢の中に静かに育っていくものだ、と。そんなメッセージを受け取りながら、私はページをめくるたびに、これまでの自分の小さな言い訳や、見て見ぬふりをしてきた本音と、何度も目が合ってしまったのだった。











